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SIGNのポリシー、オーダーメイド家具の魅力

あなたと、あなたをとりまく環境を
肖像画を描くように、一つの家具で 描き出す作業
それが、僕が考える オーダーメイド家具の製作です

製作者:湯浅則夫

作品一覧/人が集まるところ カテゴリーに、「美容室あんずのオープンシェルフ」をアップしました。

屋久杉テーブルのお色直し

ローテーブルを預かった
シェルフを納めた美容師さんの紹介で、その美容室のお客さんの家のローテーブルをお化粧直しする事になった。
その奥さんの話では、30年そのお家で愛用されてきたものらしい。うづくりで浮き出た木目には年月を経た汚れがたまり、ところどころ深い傷もあった。

塗装を剥がし、できる範囲で傷を削り落とし、再塗装するつもり。

そうしてまたこれから使い続けられるこのテーブルは幸せだなあと思う。

シェルフの納品で

あんずシェルフ納品
美容室のオープンシェルフを納品してきた。
設置も無事納まり、お客さんにも大変喜んでいただけた。
あの美容室にいる姿を、その美容師さんとお話ししながら二人で眺め、コーヒーを入れてくださったりしている間独りで眺め。
間違いなくこれは僕が作ったのだが、なぜか不思議な感じがした。いったい僕は何を作ったのだろう、と。
今回ひとつの家具を作る上で、いろんなことをその形の中に書き込んだ。それについてはまた、作品リストにアップする際に詳しく語る事にしようと思う。
ただこの家具を評価するのに、その書き込んだ物語は誰かに読まれる事があるのだろうか。
それは依頼者にのみ伝わればいい事なのだろうか。
僕がその場で語らなければ、細部に込めた思いは未解読の遺伝子のように、膨大で無意味な情報としてさまよう事になるのかもしれない。
モードに対する相対的評価ではなく、依頼者による絶対的評価に挑戦するという、いつの間にやら大変な事になっている。

出会いがありいずれ別れる時が来るのなら、最初にさよならを言おうという素直な心には衝撃を受けた。
人は取り繕いを用いて長引かせ、上手く関係を持とうとするのだと、その時感じた。

今日、2年放置していたバイクを緊急入院させた。
久しぶりにタンクを開けて覗いたら血の気が引いた。すぐに馴染みのバイク屋へ電話をして引き取りに来てもらったのだ。
それを待つ間、汚れを洗い落とし、ちょこちょこいじっていたら、もう止まらない。

修理と車検をお願いした。

これが破滅の始まりか、それとも。

あんずシェルフ完成、納品待ち展示中
納品の日取りが6月7日(月)になりましたので、それまでの間、展示させていただく許可をいただきました。

SIGNの家具はオーダーメイドなので、基本的に在庫というのはありません。
一点ものの家具は納品すると手もとにはなくなってしまいます。
どういう家具を作っているのか、実物を御覧いただくのが一番であるとは理解しつつも、なかなかお見せする機会もなく。
そこで、御依頼いただいたお客さまの了解を得て、完成から納品日までに時間がある場合に限り、工場にて展示公開しています。
オーダーメイド家具を検討されている方、SIGNの家具を見てみたいという方、この機会にいかがですか。

外出していることもありますので、お越しになる際は、あらかじめ電話かメールでご連絡下さい。

そんな在庫情報を更新しました

クラフトフェアへ行けない

長野県松本市で毎年行われているイベント「松本クラフトフェア」へ、ずっと行こうと計画していたのだが、仕事に区切りが付かず今回は断念する事にした。
今年は本日29日(土)と30日(日)の二日間。

行きたかったのはこのイベント自体に興味があった事と、今年は僕の妹夫婦が出展しているからだった。
妹は茨城県笠間市で、夫婦で陶芸家をやっている。二人で「鴨工房」という名前で活動していて、最近関東では徐々に知名度が上がっているらしい。すっかり抜かれてしまった感じ。
確かに最近の彼等の作品は、伝統工芸の中から一歩進んだ独創性が感じられるようになってきたと、素人の僕でも思う。ただ独創性だけを求めているのではなく、基盤がしっかりしていて、かつ新しく軽やかで、気負わず日常で活躍してくれそうな器たちだから人気があるのだろう。

人気と言えば、今回は色んな器のほかに、イベント毎に売り切れてしまうというミニカーも用意しているらしい。かなりマニアックな車から軽トラまで、なんと焼き物でできた可愛いミニカー。
夏に会うまでいくつか残しておいてもらおう。

ガラス棚の存在感と

今日、シェルフに使うために注文していたガラスが仕上がってきた。
8段ある棚の内、1段がガラス棚なのだ。
いつもお世話になっているガラス屋さんに、値段も聞かず希望を言って注文したので、いくらかかるか内心どきどきしていた。やっぱり、いい仕事して欲しいということもあって。
一段だけのガラス棚にはもちろん意味が込められていて、とても重要な部分であり、木部をこれだけ手間をかけて作っているのにガラスは安物というわけにはいかない。
それなりにいい値段していたが、最高の仕上がりだった。
見た目はただの四角いガラス板。しかしその透明度や平滑性や面の仕上げという、地味ながらガラス板として当たり前の部分にクォリティーを求める事で、それは四角い板という形をした宝石になる。

引き出しも今日完成し、ひとまずすべてが揃った姿が、あっけなくそこにあった。もうこれに関して作る部分はない。
明日から塗装が始まる。そのために一度組み上げた棚板その他を分解し、初めてこのフレームを床に下ろした。作業台の上では大きくそびえ立つように見えていたのに、下ろして見ると意外と小柄な女性に思えた。
身長は2メートル30センチあるのだけれど。

塗装の準備のために、足跡がつくほど降り積もっていた木屑を掃除していたら、ぷーさんと壮馬君とクミちゃんが訪ねてきた。金魚の学校で金魚すくいしてきたそうだ。
あくせくする僕は、未熟者に思えた。

製作日誌はこの記事の下にあります。

SIGNの写真茶話会13を開催します。
6月12日(土) ※都合により第一土曜日ではありません。
10:00〜12:00 基礎講座 (定員7名)現在予約2名
13:00〜17:00 表現講座 (定員7名)現在予約4名

写真茶話会ってなに?という方は「教室のご案内」をごらんください。
今回の内容は、Yuasa Brand Milkでも発表しています。
お問い合わせ、参加予約はメールにてお願いします。sign.norioyuasa@gmail.comまで。

シンボル

あんずシェルフのシンボル
棚板の仮付けをし、旋盤作業をした。
これがガラス棚を支える柱と引き出しの取っ手になる。
このデザインが、これから商品開発していこうとするSIGNのオリジナル家具のシンボルデザインにしていこうとするもの。
今回はそれを用いる初めての作品となる。初めてだからか、人見知りに似た感覚での対面となった。
旋盤の使い方、バイトの用い方を確認しながら作業を進める。まだ、この先ずっとこれを作り続けるという実感は薄いのだが、あのスケッチから浮かび上がった時の感動を、確信を信じ、このシンボルのように軸を感じさせる家具を作っていきたいと思った。

あんずシェルフ棚板面取り
トリマービットもしかり。今回量が多いのは確かだが、刃物の消耗が激しくて。
最後はほぼ手作業の摩擦系作業でこの形に仕上げた。結局時間はかかっても、摩擦系作業で何でも作れる気がする。多分それが好きなんだろう。

棚板も切りっぱなしの状態から比べると、面取りを含むエッジの加工や仕上げ磨きまでいくと、そのものとしての存在感が増してくる。切りっぱなしの状態ではまだ変更の余地があり、可能性を含む不安定な状態といえる。しかし、さらに精密な成形加工を施すにつけ、各部に封印をするように動かしがたい物となり、存在感が出てくる。
完成が近付くにつれ、形が木に定着していくような不思議な段階だ。
安定した樹木という形から一度破壊され、基準面や均一な厚みを与えられ、これらの成形加工により新たな形を持って再生するダイナミックなプロセス。
やはりそれが木工の一番楽しいところなんだろうと思う。木工の手引書のほとんどはそれに終始していて、初めはみんなそれに憧れて始めるんだけど、どっこいそれより大切な形を求めるというプロセスがある。
どんな形でも、仕上げれば存在感が生まれるのだとしたら、形を考える責任は木工家にとって大きい気がする。

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