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SIGNのポリシー、オーダーメイド家具の魅力

あなたと、あなたをとりまく環境を
肖像画を描くように、一つの家具で 描き出す作業
それが、僕が考える オーダーメイド家具の製作です

製作者:湯浅則夫


明日と明後日は近くの保育所で木工教室をする。
その材料を準備した。
さて、どんなことになるだろうか。
今までに子どもからお年寄りまで一緒に参加してもらう授業はしたことはあったけど、5歳児だけとか4歳児だけというのは初めて。
当初話を持ちかけた時は、せめて一番年長の5歳児クラスだけのつもりだったのが、ぜひ4歳児クラスでもやって欲しいという先生のリクエストがあって、やることに。
たった1歳の違いとはいえ、この年代における1年の差というのは大きい気がする。
内容は同じものでも、導入の話や作業の説明や声のかけ方なんかは変えた方がいいのだろうか。
また、5歳児は11人だけど、4歳児は18人。より難しそうなほうが人数が多いというのは大丈夫かな。
自分で言い出したことではあるけど、彼等の前で喋ることを考えていると妙に緊張してきた。大人なら100人でも大丈夫なのに。

ウッドワークス


朝から小物をいくつか発送する準備をした。
ひとつは神奈川へ、ひとつは埼玉へ、もうひとつは山口へ。
在庫を持っていればこういうこともできるんだと思った。
オーダーが少ない時は在庫を増やしていこう。そうすればイベントにももっと参加できるし個展もできる。
こないだ訪ねた木工家の人は年間5、6回は個展をするという。それを軸にオーダーの仕事をしているので、個展をしないでやっていくことなんて想像できないと言っていた。
まさにその状態がSIGNの現状。
スタイルを確立させるためにもやはり個展は重要だと思う。
来年こそは。やるぞ。

午後から大学の授業で、今日は提出課題の説明をした。
今まで延々ほぞ組みの練習をしてきた彼等に、デザインの自由を宣言した。
一応見本となる基本のデザインは僕が図面を書いたものを渡してあったが、それは図面の見本であってオリエンテーションの資料であって、提出するスツールは各自オリジナルのデザインを考えて良い、と。
その課題説明の後も授業としてはほぞ加工の練習をするようにと言ったのに、スケッチブックを広げて、もしくはプリントの裏にラフスケッチを描くのに夢中になる学生が何人もいた。
やっぱりみんなデザインしたかったんだね。
しかし思惑どおり、ちゃんと構造は角材を用いた框組みをベースにみんなスケッチしていたから、よしよし。

誰が作ってるのか


半年くらい前に問い合わせがあり、テレビ台を注文していただいているお客さんから、プレイステーション用の箱を作って欲しいと依頼があった。

肝心のテレビ台のほうは次に出る薄型テレビの新製品を買う予定をされていて、それに合わせたものを作って欲しいという事だったのだが、その発表が遅れているのでなかなか取りかかれないでいる。
テレビの購入と同時期にテレビ台の製作をして欲しいというのもお客さんの要望だった。

メーカー側の製品開発が震災後遅れているのも確かだろうし、タイの水害によって部品の供給が滞っている事もあるだろう。
組み立ては中国らしいが。

当たり前のように日本の電器屋さんで売られて日本人のお茶の間の主役となるテレビも、材料から製品になるまでにどんな人の手を経てどれだけの距離を旅するのかと思うと、なんだか切なくなる。
僕らが生活するために言わば同居している物たちも、ここに至るプロセスを知れば決して選ばないものもあるだろう。
新製品が出ない事に怒りたい人は誰に怒るの。
企業?メディア?社会?国?日本?タイ?中国?日本人?外国人?水害?天災?人災?時代?それとも、電器屋さん?

今日作った箱は、ソニーのプレイステーション3用の、上にファクス付き電話を置くための台となる箱だった。

新生活を人に聞く

今日から11月で、それで何かが変わるというものでもないと思うけど、朝から不思議な予感がして衝動的に数人の知り合いに電話をかけていた。

そのうち会えたのは4人。

朝から出かけて、僕としては珍しく家にまで押しかけたり。走り回って人に会う。人に会う。

これは心境の変化なのだろうか。自分でも分からない。しかし、多分今月はそんな今までならイレギュラーな出来事がたくさん起こりそうな予感。

やつは道理と答えた

プロップスフェスティバル7を終えた翌日。

今回このイベントは色んな意味を含んでいた。
震災の事、原発事故による放射能汚染の事を、僕らなりに考え行動しようというのが全体のテーマだった。
脱原発や国民投票に関する運動に参加したメンバーもいたし、選抜隊を編制し実際に福島へ行き、現地の福祉作業所や保育園を回ってワークショップを開いたりもした。
その報告やそれにちなんだ会場設営と展示物を個人の作品制作と同時進行で準備していく中で、メンバーそれぞれがこれらの問題とどう向き合っていくのかを考えたと思う。

どんなに無関心な姿勢をとろうとしても、日本はやはりそういう国になってしまったのだし、じゃあ自分はどうするのかと考えるために知るべき事を知り、そして、やっぱりこの国で生きていかなくてはならない。
それは楽観視でも悲観視でもなくて、誰かを応援したり誰かを批判したりする事でもなくて、自分で選択する事だと思う。
知りうる事はすべて自分の身に起こっている事なんだから。

午前中、車に積みっぱなしだった荷物を下ろし、在庫は在庫としてまた陳列する。
イベント後半が雨で、その中での撤収作業による疲労が少し残っていて、できれば今日は休みたい気分だったが午後からは大学で授業だった。
大学は先週に学祭があり、その後というのは学生によっては放出したエネルギーに見合う休暇を取る奴もいて、今日は欠席者4名。
出席していた学生にも疲れた空気が漂っていたので、前半少し話をした。
前回の茶話会で話した「理想」について。
「理想」とは個別的概念であって、デザインもまたしかり、と。

料理用ヘラ、29本29種類


プロップスフェスティバルに出展用の「料理用ヘラ」木製ターナーができた。
値段は2,500円から5,000円で販売する。

何気ない日常の道具だけど、そっと愛着を持たれるような物であって欲しい。

SIGNの写真茶話会27を開催します。
今回は久しぶりに表現講座の前半にワークショップをしたいと思います。
参加される方はデジカメを持ってきてください。

11月5日(土)

11:00〜12:00 カメラ茶話会(無料)
13:00〜17:00 表現講座(参加費2,000円、定員7名)

午前はカメラ茶話会となっていますが、表現講座の希望者が多い時は午前にも振り分けたいと思います。

カメラ茶話会は、カメラ自慢、腕自慢、裏技自慢など意外と技術が身につくかも。
作品そっちのけでカメラの話で盛り上がりましょう。
初心者の方にも、カメラに関する疑問質問相談に答えます。

写真茶話会ってなに?という方は「教室のご案内」をごらんください。

お問い合わせ、参加予約はメールにてお願いします。sign@norioyuasa.comまで。
※その際、午前(カメラ茶話会)か午後(表現講座)どちらを希望されるか明記してください。どちらとも受講することもできます。

お料理用ですがアートです


全部で29本のヘラの柄を削り終えた。
自分に課した課題はすべて違うということ。
基本のデザインだけスケッチして決めて、型板もゲージも作らずフリーハンドで成形し、実際に触れて確かめながら微調整の加工をした。
これだけの数を作るとだんだん形状による性格が分かってきた。
もちろん人によって手の大きさや指の長さも違うし、数値的な寸法を変える事はそれに合わせることだと最初は思っていた。しかし、各断面の径や曲面のアールによって、そのヘラの用途すら方向付けてしまうような感触の違いが生じる事に気が付いた。
工業デザインを勉強すれば理論としてあることなのかもしれないが、僕が大学で学生に教えていることと同じように、僕はそれを足の裏から感じてしまった。

あるものは力を込めた作業に向いており、あるものは繊細な作業に向いている。
一時期流行った人の手が握る形にえぐったようなデザインではなく、断面の形状は円でありシンプルなテーパーの棒である。
関数に表せばきっと前者よりずっと簡単な数式になるだろうその形状に、人の手はより多くの情報を読み取ることができ、感じるのだからすごい。
人に寄り添うデザインとは、まず人間のデザインを知る事だと誰かが言った。

どの人のためにも

今日は一日中旋盤を回していた。
プロップス用に作り始めた料理ベラ。専門用語ではターナーって言うらしい。
その柄の部分を旋盤加工して作っている。
何気ないものをちょっとプレミアムなものにしたくて、1本1本それぞれ少しずつ微妙に握り心地を変えている。自分に合うものを手のひらで確かめながら探す楽しみを感じて欲しい。

そして夕方に、この近くにある保育所に行ってきた。
知り合いの先生を通じて、そこで木工のワークショップをさせてもらおうとお願いしてたのだ。
今日はそこの主任先生を交えての打ち合わせだった。
内容について説明しようと完成品のサンプルや素材等を用意して持っていったのだが、僕が行く前から承諾する事は決まっていたみたいで、説明をする前に是非やってくださいと言われた。
プレゼンする気で行ったのに、まあそれでよかったのだけれど。実施は11月に決まった。
実はこのワークショップは、僕が入院したために行けなかった福島の保育園のために用意していたものだった。
行けなかったのだからやらなくてもいいことかもしれない。
今となっては色々後付けで理由は考えられるけど、でもやろうと思ったからやるのだ。

ここ数日いい天気だった


ここ数日にあった事をひとまとめ。

写真茶話会は最終的に3名の参加者で一人は大阪芸大の写真学科3回生だった。いくつかの賞をとり、作品もそれなりに評価されている学生が僕に何を求めて来るのか。
難しいテーマだったが、これから彼女はどのようにそれと向き合っていくのだろうと思う。
もう一人は一年くらい通っている女性。今回の写真で方向性が見えてきた。このまま追求すれば良い作品ができそうだ。

日曜日にはある百貨店の人が訪ねてきた。新しくできるフロアの企画を任されている方で、出展のお誘いだった。
それに応えるには作る方向性も売り方も変えていく必要がある。自分の仕事にそんな可能性があるのか、よく考えてみようと思う。

Salt & Uribossaのニューアルバムが現在レコーディング中で、そのアルバムのジャケットをまた撮影させていただく事になった。
録音済みの分を少し聞かせていただき、イメージする。
久しぶりのカメラマンの仕事。いい絵を撮らねば。

月曜日は大学の授業だった。
繰り返し鋸を引いたり、鑿で穴をあける作業はつまらないだろうなと思っていたのに、意外とみんな夢中で取り組むようになってきた。
4回目の授業だったが、今のところ遅刻欠席者はゼロ。

今日、専門学校時代の教え子が二人訪ねてきた。
一人は営業写真館に嫁いだ子で二人の子どもを連れてきた。モコと遊んだり、簡単な木工教室をしたりして楽しんで帰っていった。
その子どもたちにも僕は「先生」と呼ばれている。
もう一人は卒業後ニューヨークへ行っていた奴だが、今は奈良でここ5年ほど、なぜかブライダル写真のカメラマンをやっている。
ちょっと見てくれと持ってきたアルバムがすごくよく撮れていて、奴らしいカットもいくつかちりばめられている。
作品ではないけれど、見ていてなんだか嬉しくなった。

プロップスに向けて今度は旋盤を試してみようとヘラを作り始めた。
残り少ない時間でなぜか思い付くのは小物ばかり。
体は動こうとしているのに、頭が怖がっているのだろうか。
怪我の傷はどこについているのだろうか。

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