旋盤の基本はスピンドル、そして研ぎ
2009 年 8 月 18 日 by SIGN
ダイニングチェアはまだ完成していなかったが、4日間夏休みをいただいて長野県の餃子温泉へ行ってきた。
行き帰りの渋滞は疲れたけど、とにかく腹一杯食べ続けて色々満喫できてよかったな。
そして帰ってきてからは、いよいよ旋盤作業にとりかかっている。ダイニングチェアのスピンドルだ。
あの振動が嘘のように回転しているWT-300は快調で、作業をしていても機械を心配するストレスはまったくない。自分が旋盤初心者であることを忘れるくらい。
しかし、経験がないのは確かなことなので、付属していたバイト(鑿)8本を、マニュアルを見ながらその用途などを試してみた。
いろんなサイトでこの付属しているバイトについて語られている。これで十分という人もいれば、旋盤作業は機械より刃物が重要、すぐにゴミ箱に捨てて良いものを買うべし、という人もいる。
僕が使ってみて思ったのは、確かに箱を開けてすぐには使えないけど、研ぎながら使えばなんとかなりそう、だった。
良いものを使ったことがないので分からないけど、研いですぐの切れ味は気持ち良く、旋盤作業は刃物であるとは確かに言い得ていると感じる。しかしこの付属のバイトだからかは断言できないが、その切れ味は意外とすぐに失われてしまう。どこかの刃物至上主義旋盤サイトでは、5分削って5分研ぐとも書かれていて、そこまで神経質ではないにしろ、研ぎの重要性は僕も感じた。
良い刃物はもっと長切れするのだろうか。まあこちらはおまけのセットなんだから文句はないけどね。
グラインダーもホームセンターの安物だけど、十分じゅうぶん、それより頻繁にする研ぎをめんどくさがらないことだと思う。
それにしても旋盤作業。これは異次元だ。
今までの木工作業との大きな違い、それは材料が回っていること。それに静かに刃物をあてるという今までにない感覚。常に螺旋に削っていくということも面白い。木繊維に対しほぼ直角に削っているのに、それ用のバイトによって仕上げまでできるというのも、今までの常識からは理解し難い。
これはハマるわ。