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SIGNのポリシー、オーダーメイド家具の魅力

あなたと、あなたをとりまく環境を
肖像画を描くように、一つの家具で 描き出す作業
それが、僕が考える オーダーメイド家具の製作です

お知らせ

  • 8月の写真茶話会RRは、8月28日(日)13:00から開催予定です。
  • お問い合わせ、ご質問などはこちらから。

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訓練校にも夏休みがあり、第1過程の終業式の日に、僕が担当するデザインの最後の授業をした。
ひとつはデザインの分解。
昼前に終業式があり、それまでの3時限だけだったので最初の2時限を使って、今回はデッサンなしで2脚の椅子について分解してみた。
1脚めは僕がイベントで販売していた杉の「子ども用ロッキングチェア」。
訓練生たちが気づいた特徴に解説をしながら、イベントに出品する為のコストダウンのポイントや、それでいながらちゃんと考えてあって、他にはない形を目指したことなどを話した。
この椅子は僕がタイムトライアルで製作したものだ。これに触発されて、誰か挑戦する奴がいるかな。
2脚めは、僕の師匠の永田さんの定番椅子である「Nチェア」。
シンプルなデザインの中に多くの工夫があり、使いやすく、親しみやすく、派手さはないけど長く愛され続けるデザインは永田さんの描く絵のタッチそのもの。
デザインにとって幸せ、ということを仮に言うならば、こういうことを言うのだろう。

3時限めにしたのが写真の授業。
去年もやった平面構成をトレーニングする「壁打ち」をした。
これは家具のデザインに役立つ感覚を磨くトレーニングにもなる。
一応やり方は説明したのだが、ごらんのとおり。上手い奴もいるけど、平面構成になってないのが多い。
時間がなくて急いで説明したので理解しきれなかったのかもしれない。
ここは芸大ではないが、デザイン教育に写真を用いる有効性は昔から言われていることで、時間さえあればここでの可能性はまだまだあるはず。
いつか機会があれば、じっくり時間をかけてまたやってみたい。

そして訓練校も夏休みが終わり、明日から第2過程が始まる。
時間で比較すると第1過程とほぼ同じ、だけどその密度ははるかに高く、流れる速さは瞬きもできないほどだ。
立ち止まれば流れ落ちていくものに抗い、呼吸するそのわずかな労力をさえ惜しみながら、走れ。

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久しぶりの十津川村へmotoSIGNツーリング。
目指すは国道168号沿いにある「デコイ」。そこの名物のインドカレーを食べに行く。
ここから2時間くらいの道のりだ。
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待ち合わせは下市町の保健所前。
今日はこのヤマハ車3台で出発。
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谷瀬の吊橋より数キロ南に行ったところにあるデコイ。
インドカレー辛さ10倍を注文した。うまい!(日本人的解釈のインドカリー)辛さも10倍でちょうどいい感じ。
食後にサイフォンのコーヒーもいただいた。
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カレーに満足した後、国道から少し入ったところにある村営の木工所を見学させていただいた。
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農林課の方に案内してもらいながら、今後の計画なども聞かせていただいた。
なんと年内にカフェギャラリーがこの工場の横にできるとのこと。
楽しそう、に聞こえるこの事業はやはり村産材利用に関することで、十津川家具プロジェクトの一環だった。
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その流れで森林組合の新しい製材所も見学させてもらった。
設備も製品管理も現代的で万全。木工所もそうだが公的なものだからこそできるのか。
十津川材のほとんどがここで乾燥から製材までされて出荷されるという。
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その前を流れる川、その両側にそびえ立つ山に挟まれた谷あいの村。
下流でよく見る河原でバーベキューはなく、美しい水の流れる雄大な景色の中に人影すらない。
ここが奈良だと思うと多少不便に感じる。
しかし、
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帰りの大塔村の道の駅で休憩。
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あちこちで修復中の道路では、ところどころ交互通行になって渋滞。
トンネル内でストップ。
結構な時間足止めをくらう。

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トンネルを越えれば快走で、下市まで一気に走り解散した。
僕がこんな仕事をしているからか、今まで谷瀬の吊り橋しか知らなかった十津川村の見え方が少し変わった。
ワンデーツーリングにちょうどいい距離、つまりそこそこ遠かった距離が、なんとなく近づいた気もする。
通えるか、っていうとちょっと現実味はないけど。

記念きねの修理

杵の修理-1
近所の小学校の教頭先生から杵の修理を頼まれた。
その学校では毎年子どもたちが田んぼに餅米の苗を植え、秋に収穫した後その米でお餅をつくという授業がある。
そのための杵は古くなっては新しいものがPTAから寄付され、今では11本になっていた。
臼は石臼で、しっかり餅を狙わないと杵の方が磨り減ったり割れたりして、最近ではその削れた木屑が餅に入ってしまい困っていたそうだ。
また購入すればいいのかもしれないが、悪くなっているのは先端だけなのでもったいない。材を見ると杵はケヤキやカシで柄は朴のようだ。
そこでこれを削り直して使いたいということだった。
近くにある家具屋さんで木工家として協力を依頼されたのだが、現在SIGNは休業中、無料ならやりますよと引き受けた。
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見ると、割れているものはそこまで削り取る必要があり、ささくれは先端を切り落として、
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修理というよりほぼ作り直しという感じ。
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旋盤で作られたものだったが、どうせやるなら鉋仕上げしたほうが長持ちするかもとやり始めたのだが、それが結構大変な作業。
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ケヤキは刃の掛かりも良くて削りやすかったが、
4本目あたりで旋盤にすればよかったと後悔し始める。
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切断は手鋸、先端をノミと鉋で丸めて、
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はいできあがり。×11
実際に餅をついたら違うだろうか。

やってみたかった丸太買い

上大木材製材見学-1
吉野貯木にある上大木材さんのご協力を得て、本校OBのネットワークに対し製材の見学会を実施した。
製材したのは今年度実習で使う吉野杉である。

昨年から進めている実習での吉野材使用に絡め、先だっての吉野ツアーからの流れとして、あの山で見た樹齢百年の杉そのものつまり丸太から製材されるところを見届け、自分たちで天然乾燥し、それで家具を作り販売するところまでを訓練生たちに体験させる。
木によって生きるということ。あの木を最終的にユーザーに手渡すのは家具屋の仕事であるということ。どんなに知識を積み上げるより実務訓練とはそういうことではないだろうか。そんな経験をしたかどうかではないだろうか。
これらの製材されたものを、もちろん良いものに作り上げねばならない。そこにデザインの必要性があり、その裏づけには見て感じたことが必要だ。
何を伝えたいのか、何を手渡したいのか、そして良いものとは何か、に対する回答を持たねばならない。

丸太から断面が現れた時に歓声が上がった。
山に生えていた木と、これから自分たちが使う材木とがつながった。その転換点に感動する。
参加者から、「伐採するところを見学できないですか?」「樹皮を剥くところをやってみたい」と言われた。
なるほど、このストーリーをコンプリートしたいわけね。
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上大木材製材見学-4

上大木材製材見学-5

上大木材製材見学-6

雲のうえはいつも輝く星

──── ただただ君の幸せを願っています。

10月に実施するインターンシップの打ち合わせで、受け入れ先を回っている。
クラス全員分となるとこれが結構大変だ。
授業のない空き時間に出かけたり、実習終わりですぐだったり。
そのおかげで以前お世話になった懐かしい人にも会うことができた。
憧れの大先輩である米田さんは変わらずお元気そうで、作品も素晴らしかった。
懐かしくてつい話し込んでしまい、その後一件回った後学校に戻り午後から実習をする。
そして夕方、チャイムが鳴るのを待たずにもう一件行かなければならなかった。
その授業の最後をもう一人の先生に任せ、出発した。
先方の都合とはいえ、今日だけはタイミングが悪かったな。
いや、そう思っているのは多分僕だけだろう。

やっぱ頼んでよかったよ

ファクトリートークCHILIN
この学校の卒業生であり、僕が奈良に来てからの家具仲間に声をかけ、訓練生に対する特別授業としてファクトリートークを企画した。
会場を提供してくれたのは田原本で活動しているCHILINの阿部くん。
パネラーとしてほかに木工房あおそらの松村くん、僕の最初の教え子で卒業後すぐ開業した市原くんと、こないだまで阿部くんのところにいて最近自分の工場を開設した上田くんの4人。阿部くんと松村くんはもうかれこれ12年くらいの付き合いだ。
授業名としては「起業支援セミナー」ということで、卒業後独立をして頑張っている先輩の話を聞こうというもの。
訓練生たちのほとんどは卒業後まずは就職と考えてはいるが、やはり会社を辞めてこの学校に来たのだから、目標として独立を目指している者も多い。
「経営学」なんて授業もこの学校にはあるけど、実感を伴うリアルな話を聞かせたかったのだ。
しかも取り繕うのが苦手で態度や表情にすぐ出てしまう彼らである。嘘はなく経験したことしかしゃべらないだろう。それがいいのだ。ずっと家具を作ってきた者にしか言えないことがある。
しかし予定にはなかったのだが、始まる直前に僕が司会をすることになり、一番心の準備ができてないままスタートしてしまった。

それぞれの独立に至る話を聞きながら、同じ時期に独立した自分のことも思い出したりしていた。
また、一緒にした仕事の話も出たりして懐かしかった。
それぞれが一人で自分の仕事をしながらも、近所だったから忙しい時や手伝って欲しい時に声を掛け合い、個人を尊重しながらチームワークも発揮する。それを「横の繋がり」と呼ぶのか「仲間」と呼ぶのか。僕一人方向性の違うことをしていたにもかかわらず、なんとなーく仲間に入れてもらっていたと言うべきか。
彼らの仕事は僕がやっていた木製オーダーメイド家具とは違い、フラッシュ構造をメインとした内装や什器製作だったから、一件入ると大きな仕事が多かった。家具で独立を考えるならむしろ現実的なやり方で、建築という明確な舞台がある上、仲間と必要に応じてキャパシティーも増減できるというわけだ。

そして今も彼らは家具を作り続けている。

そこに僕の教え子も加わっているという。
おもしろいね。

みんなで喋ってたらあっという間に時間は過ぎ、初の試みは成功だったんじゃないの?

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この学校でこの授業をするのも3回目となる。
僕がSIGN湯浅として行ってきた木工ワークショップを、訓練生たちに体験させる授業だ。

家具製作を勉強する訓練校で木工教室?
高度な木工技術を学ぶんじゃないの?
と思われるかもしれない。
確かにこれは家具製作には何の役にも立たない。あえて言うなら接着法のワークショップかもしれないが。
では何なのか。
我々の持つ技術とはもちろん、自分で作ったものをお金に変え生活していくための術である。
我々が得たものの中で、財産や持ち物を失ったとしても奪うことができないのが技術と知識。
それによってものを作り、ものがお金に変わるわけだが、それそのものにも商品価値があるということに気づいて欲しい。
技術はものに変えなくても伝えるということに意義が生じる。木工をやっていればいずれ必ずどこかで教えるという機会があるだろう。
その時自分は自分が大事にしているものづくりの核となるものをどのようにパッケージして手渡すことができるだろう。
それを考えるきっかけとして、この授業をやっている。

僕がこのワークショップで伝えたかったことは伝わっただろうか。
さて君達は何をどのように伝えることができるだろう。

盛り上がったキリンコンテストにも意味があったんだ。
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キリンコンテスト優勝作品

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僕のバイク歴で初めてのレーサーレプリカ、といっても30年前のTZR1KTで、僕が高校生の頃買えもしないのにTZRかNSRかなんて悶々と悩んでいた頃のバイクだった。
バイク雑誌を読み漁ってはどんな乗り味なのか妄想にふける日々。
それを今手に入れることになるとは考えもしなかったこと。
今の時代バイク乗りにとっては本当に恵まれてると言ってもいい。
出てくる中古車は程度の良いものが多く、何十年も前のバイクが現存しているということはそれなりに手を入れ大事にされてきたということかもしれない。
それをまたネットで全国から探し出して、格安の陸送で手元に届くシステムなんていったい誰が考えたのか。

あの頃の自分に教えてやりたい。1KTは素晴らしいバイクだと。
こんなに楽しいバイクだったのか。よくこんなもん作ったな。

やっとエンジンがかかるようになり、いつものコースを何周かテスト走行してみた。
タイヤが温まってきて少し攻めてみると、250というのを忘れるくらい安定した、自由自在なハンドリングと加速性。
当時カテゴリーを超えて楽しめるバイクを作ろうとしたヤマハの思いを感じるバイクだった。
その後加熱するレプリカ戦争ではホンダの勝利だったかもしれない。
だけど、どちらも時を経て、めまぐるしく過ぎ去るものを追いかけるような日々は終わり、性能云々ではなくどちらに乗りたいかを冷静に選べる時代となった。

いやあ、走るようになってよかった。一時はどうなることかと。
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キャブの詰まりとバッテリーも死んでいて、ついでにプラグも要交換。
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要は原因は古さ。
詰まっていたのはニードルバルブあたりで、オーバーフローした結果クランクケースにガソリンが溜まり、プラグがかぶって発火せず、マフラーに大量にガソリンが流れていって入口出口を塞いだ状態だったようだ。
しかしそんなことになるのか2ストは。
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マフラーを外すと中からどす黒いガソリンが溢れ出し、とにかくそれを捨てて干しておく。
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キャブは念入りに掃除して、オーバーフロー対策で液面も調整しておいた。
ニードルバルブは余裕ができたら交換しなければ。

クランクケースに溜まったガソリンは、マフラーを外した状態で、もちろんタンクも外してキックし続けて排出した。
出てくる量が減ってきたので、試しにその状態でスイッチを入れてキックを踏むとエンジンがかかった。バリバリバリ!
キャブの中は空っぽのはずなのに1分ほど回り続けた後、止まった。オカルトっぽかったけど多分クランクケースに残っていた生ガスがクランキングで気化して回っていたのかもしれない。
とにかく久しぶりにエンジンがかかってほっとした。

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というわけで、やっと今日味わって乗れたというお話。

この木の物語の続きは、

今日は学校の3つの訓練科、家具、建築、造園の合同校外見学授業を実施した。
「吉野ツアー」
この計画を進める中でいつしかそう呼ばれるようになっていた。
本校の「木」に関係する訓練科に対し、吉野林業と吉野材の現場を見学させたいと思い立ったのが始まりだった。
近年の世界的な木材流通に関する問題である価格の高騰と実質的な流通量の減少により、日本の各地でその森林資源の活用が見直されている。
奈良吉野においても、国産材の中でも最も良質の材として認知されている吉野材の新たな利用方法を模索する人たちが沢山いる。
その人たちに出会って、これから樹木や木材に関わる仕事に就こうとする訓練生たちに県産材利用の意識をもたせ、その仕事の社会的意義を自覚させたい。
そう、県産材利用という言葉に今まで様々な回答がされてきた。どのように利用するのか、どうすれば売れるのか。
僕が今の立場で考えたのは、使う人を育てること、増やすこと。
どこかに売りに行く商売から自分たちが豊かになるために利用する。それは行政が仕事を生み雇用を生みお金を生むこと。
そのためにこの森林資源の循環的活用を考えてはどうだろう。

ってテレビのインタビューで答えるつもりが、あわわになり。たーっ自己嫌悪。
吉野ツアー1
山守の中井さん案内による山林見学。
吉野材の育成についてお話をうかがう。いつもながら絶妙のコースとお話。
訓練生たちもすぐにその世界に引き込まれていった。
吉野ツアー2
その後に県の林業研修施設を見学。
林業機械の紹介や林業研修や就職についてお話をうかがう。
吉野ツアー3
そしてこの施設のもう一つの顔。
吉野林業の特徴でもある密植多間伐から出る間伐材の利用について。
丸太材、合板用材、チップ、バイオマス燃料。有効に活用されているように思えても、先ほどの山守さんの森の後では見え方が少し違った。
他にやり方はないものだろうか。
吉野ツアー4
次に見学したのは吉野貯木の製材所。
中央木材の石橋さんの語る木材の話には愛情さえ感じる。
伐採され山から運ばれて、ここに来てもう一度木は材木になるために育てられる。
吉野ツアー5
今情報として入ってくるのは林業と材木業界の衰退みたいなことで、どうにかこれをなんとかしなきゃというマイナスからのスタートをイメージさせられるが、実はそこにはこんなに魅力的な人たちがいて、誇りを持って楽しそうに仕事しているということを知らせたかった。
彼らと一緒に木のことを語り合えるような仕事をしてみたくはないか。
それがこの授業に込めた僕のメッセージ。

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