ステンドグラスをどうする気
2010 年 11 月 27 日 by SIGN
いろいろあって作業が進まないけど、とりあえず今2つの仕事を同時進行中。
ひとつは山口の写真館のフォトフレーム20枚。図面までできていて、いつでも始められる状態。
金具類や材料を少し買い足さなければならないが、それは作りながらでもできるから、先にやるとしたらこちらかなと思っている。
ふたつ目は美容室のパーテイション他。
こっちは今回ステンドグラスを組み込むことになっていて、お客さんの要望から、東京のVIVOさんという作家さんに依頼することになった。
もちろん僕はこの方に関しては何も知らなくて、お客さんが調べて是非ともということだったので、SIGNとしては珍しく他分野の作家さんの力を借りることとなった。
最初の問い合わせから最終のデザインが決まるまで幾度となくメールでやり取りし、お客さんからもらったメッセージを形にしていく作業の中で感じたことは、自分におけるどんぶり勘定的ないい加減さだった。
お客さんが目を付けただけあって、彼女のセンスは素晴らしかったし、ステンドグラスという分野の平面構成に特化した感覚の研ぎ澄まし方には新たに気付かされるものがあった。
そして、しかし、お互いを作り手として見た場合には、彼女には仕事に対するプライドとまた余裕があり、僕には定まらない曖昧さを感じた。
やってることは業者間のやり取りであっても、相手を作家として見れば、こんなに一人の作家を詳細に直に触れることなどない気がする。
勉強になった。