安定するシステムがあるとイメージしながら
2012 年 4 月 3 日 by SIGN
本棚の部材となる板がやっとできた。ところどころメイプルらしい杢も出ている。
元の材料から都合10ミリ削り、プレナーを通した回数は200回を超えただろうか。ちょっと時間かかり過ぎだけど、少しずつ力を抜いてやりながらきれいに厚みと平面の出た板はやっつけでしたものより安定すると信じて。
仕入れた材の中に奥行き分の幅を一枚でいけるものが、ちょうど側面の2枚分とれたので、贅沢にも両側は一枚板とし、天地と棚板は2枚はぎにした。
今日はその板はぎと厚みの削り出し、寸法切りまで。明日から接合などの加工に入る。
作業をしながら、このおかしな天気に奇妙な感覚を覚える。
いくらニュースで気象の状況を科学的に説明されても、窓から見える景色や光や、唸る空や、壁や屋根を打つ雨音を聞いていると、どうにも気持ちが悪い。
風がものすごく強くなったり弱くなったり、日差しが暑いほど晴れたり曇ったり、晴れながら雨が降ったり雷も鳴るし、降る雨も10mおきに吹き降りの方向が違い、風があっちこっちから吹いてくる。
それで寒いのかと思ったら蒸し暑かったり。
黄砂のせいか夕方はあたり一面まっ黄っ黄だし。
気象を制御する装置のどこかが壊れたのではないだろうかと、テレビの天気予報士の話を無視してする妄想のほうがリアリティーを感じたりもする。