午前中に昨日削った座面が気になりもう一度削り直した。数値にすれば多分2ミリにもならないだろうけど、少しだけ中央を深くした。
木の座面はもちろんクッションのある椅子に比べて固く感じるので、接触面積による体重の分散に気を使わなくてはならないが、お尻の形に彫り込むような深いカーブは体型を限定してしまう。いろんな体型に対応するように考えれば、カーブが緩やかな方が安全策で、しかし座ったときのフィット感や体重の分散による柔らかな感触は深い方が感じやすい。
今回使用する人が限定されるスツールではないので浅めではありながら、僕のようなケツのでかい男でも窮屈に感じないぎりぎりのところまで削った。やはり女性や子どもの割合を多めに考えておきたいと思ったので。
午後から組み立ててようやく形が現れた。
なんだか古いような新しいような不思議な存在感。なんだかいいかも。
脚をつなぐ貫があるデザインも考えていたが、脱スタンダードとこの存在感のために削除。だけど貫は補強部材というだけでなく、あれば足掛けにもなるので身長差への対応策にもなる。それがないということで予定していた高さよりさらに脚を切って少し座面高を低くした。
明日は打ち込んだ楔を削って仕上げ磨きのあと一回目の塗装をする。焼き印も三回押す。