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夜のキャブ分解は

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夜のキャブ分解は

2015 年 10 月 19 日 by SIGN

夜の10時から工場にこもる。昨日外したキャブの分解をした。
この辺りは山の麓だからこの時間だと誰もいないみたいに静かで、仕事に集中できるなあ。
一度だけ若者たちのスクーターの群れが通り過ぎ、どこへ行くやら山の方に走って行った。気を使っているのかうちの前を通る時にはアクセルパーシャルで、山の方に少し登ったところで例のリズムを刻んでいる。かわいいね。

しかしだ。ひとつひとつパーツを点検しながら分解していくと、ところどころ気になることがある。うーんichiくん、これは…

このSRXはichiくんから譲り受けたもので、SRXマニアの彼が何台分も所有する車体パーツを組み上げて作ってくれた贅沢な一台であった。まさに宿命のバイク。
だから当然キャブも今回の分解の前に手を入れたのはichiくん。
確かそういえば組んでる時にグリスがどうのとか言っていた。キャブレターに使えるのはあの白いフッ素系のグリスということで、僕に持ってないかと聞かれたが、探して見つかった時にはすでに自分で買って組んでいた。僕はキャブの内部にグリスを使ったことがなかったので、へえーという感じだった。外の可動部に塗ったり、へたったパッキン再利用の時とかには塗ってたけどね。
そこで、ichiくん参考にしてね。
分解していくとなんだかいくつかのパーツが粘土みたいな粘りでコーティングされてるみたいな状態だった。
この粘りには覚えがあって、ゴムパーツに付いたそのフッ素系(テフロン)グリスが時間が経つと変質し粘土状になるのに似ていた。多分そのものだと思うのだが、あえてそれを気密性を高めるためにそうしているのかもしれないのだが、これ。

ニードルバルブを外すとその奥に何かある。最初は埃か?と思ったが、取り出してみるとグリスとも言えない粘土状の塊だった。
場所的にもしかすると、アクセルを開け気味に走るとエンスト症状が出ていた原因はこれなのかもしれない。
それでも塗った方がいいのかな。この情報はどこから?

ほかにもOリングやネジの類に灰白色の粘土状のものが付着していた。
予想だけど、ガソリンによって油分が失われたグリスの中の油に溶けない成分であるフッ素が固着しているのかもしれない。

とにかく今日は全部バラすところまで。外観はきれい、とはいえ中身は時間を感じさせる内容。ジェット類とニードルバルブはキースターの新品に替えるしおそらく調子は良くなるだろう。
次回はとことん洗浄と、ジェット類交換。

Posted in motoSIGN

4 Responses to “夜のキャブ分解は”

  1. on 20 10月 2015 at 4:18 AM1ichi

    もうアップしてる。仕事が早いです。
    キャブのグリスとしてのソースは、KEIHINのFCRキャブ指定のグリスです。NOK製のバリエルタ L55/2ってのがKEIHIN指定なのですが、あまりに高くて手が届かないので、AZのバイク用フッ素グリス 純度100%ってのを使ってみたんです。フッ素グリスの基油(フッ素油)は耐燃料なので油分が抜けることは多分無いのではないかと思いますし、1週間くらい実験した時はガソリンには溶けなかったのです。もしかするとAZの増ちょう剤が良くないのかも?今度自分のキャブOHしたときに同じように劣化してるか確認してみます!
    ニードルバルブのシリンダー?の方はOリングが固着しているとアッセンで交換なので無理して抜きませんでした。自分のキャブは自己責任で近いサイズの2種Oリング使っちゃいますけどw
    今回のカスはバルブの上流なのと、バルブ自身には塗布してなかったと思うので、グリスが塊で出てくるのはちょっと考えずらいです。
    (バルブシリンダーの上にはメッシュの網があるタイプでしたか?)
    とは言え、リンク部とオイルシールには洗浄してからフッ素グリス塗ったので、粘土状のものはそうだと思います・・・、フッ素グリスはもっと実験してみないといけませんね・・・
    長々とすみません。

  2. on 20 10月 2015 at 8:46 PM2ラッキー

    あなたたちはいったい何の話をしているのか、日本語なのにまったく理解できません(笑)
    おなじバイク乗りですが、メカに強い人たちは僕の知らないたのしみを知っていますね。

    18日の記事に「技術というのはそもそも同じ結果を得るのに様々なアプローチがあるもので、何が正解とは言えない。ただ間違いないのは自分でその結果を得なければならないということで、その精度や純度が評価の基準」とありますが、これは写真にも共通することだと思います。

    結局、マニュアルとか「先生」のいうことから脱することができない人は、自分の表現にはなかなか到達しないのですね。

  3. on 20 10月 2015 at 9:44 PM3SIGN

    ichiくん
    何はともあれガス欠症状が改善されそうでひと安心。
    しかし謎はあの塊。場所からすると混入の可能性は低く、大きさからもあの場所で生まれたとしか思えない。ということは燃料と反応して固体化するもの?もしくは沈殿物?エマルジョン化したエンジンオイル?は経路が違うか。シリンダーはメッシュが付いてるやつだよ。
    前オーナーが分解した時に何か入れたのかもしれないね。シリンダーの方にもOリングのあたりにそのカスは付着してたよ。
    とにかく今回は洗浄してグリスなしで組んでみるよ。
    現状ネバネバのスロットルバルブは二型以降の(テフロン?)コーティングしてある黒いやつだし、傷を確認して戻してみるわ。
    そして、ジェット類はとりあえず全部番手を下げてみるよ。

  4. on 20 10月 2015 at 10:55 PM4SIGN

    ラッキーさん
    まったく理解できません、か。そうですよね。
    僕も話し相手がいるから話せるだけで、今までは独り言でしかなかったですから。
    でもメカいじりはちょっとしたことでも自分でやると楽しいので、どうぞmotoSIGNを利用してください。
    そうすればもっと乗るのも楽しいですよ。

    別の意味で書いたことを解釈してくださってありがとうございます。
    そうですね。自分の表現と考えればわかりやすいですね。
    実は最近の記事、バイク以外は全部一つのことについて書いてます。そういうスタイルでいこうかと。

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